ニキビは、顔、首、胸、背中などの毛穴が角栓物質でふさがれ、内側で皮脂が貯まり生じます。徐々に大きくなり、細菌繁殖を伴って赤く腫れ、痛みが出てくることもあります。皮脂分泌が多いなど生まれ持った肌質を変えることは出来ませんが、生活習慣上のニキビの原因を取り除くことで、お肌の調子は変わってきます。糖分やアルコールの摂り過ぎ、ビタミンB2、B6、Cの摂取不足、喫煙、睡眠不足、ストレス、過労などはお肌の新陳代謝を悪くします。
また入浴不足や油性成分を多く含むファンデーションや栄養クリームの使用も毛穴をふさぎ悪化させます。
ニキビの治療としまして、2016年に改定された治療ガイドラインにおいて上位に位置付けられている保険診療内で処方可能な「治療と予防を兼ねた外用薬」を当院でも採用しております。
またそれでも赤く残ってしまうようなニキビ痕の治療や新しいニキビの出現抑制目的に、当院では米国FDAでも認可を受けているLED照射器を保険診療内で導入しておりますので、ニキビでお悩みの方がいらっしゃいましたら一度当院でご相談いただくことをおすすめします。
ニキビについて
じんましんについて
急にからだのあちこちがかゆくなったり、赤く盛り上がったりしたことはありませんか?じんましんは、皮膚が膨疹として突如赤くはっきりと盛り上がり、数十分から数時間以内で消えてしまう疾患です。大多数はかゆみを伴いますが、チクチクとした痛みや焼けるような感覚が出てくることもあります。
症状が強い方は膨疹の出現と消退を繰り返し、常時、じんましんが現れているように見えることもあります。買い物袋をさげた腕や引っ掻いたところが赤く線状に盛り上がり易い体質の方はじんましんの素因があるといわれています。じんましんの経過は、大多数は急性じんましんであり、一過性のものか、繰り返し起きても1~1.5ヶ月以内に起こらなくなります。
それに対し、慢性じんましんの場合は、数ヶ月から数年にわたりじんましんの出没を繰り返します。
多くの場合、抗アレルギー薬などの内服で症状はおさまりますが、中断すると以前と同じように症状が出るようになってしまうことがあります。その為、慢性に経過するじんましんの多くは、症状の有無に関わらず、長期間内服を継続する必要があります。治療開始までの経過が長いと、じんましんが治るまでにかかる時間も長くなる為、早期の内服治療開始をおすすめします。
症状が出ないように適切に治療していくと、ほとんどの場合、内服薬の量を少しずつ減らすことができ、最終的には内服を中止できるようになります。